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送料全国一律ってどうやるの?

全国一律送料の決め方

多くのネットショプで導入されている「送料全国一律」の決め方は、通常は3つあります。

(1)実際の送料の平均をとる
(2)お客様が買いやすい送料を独自に設定する
(3)運送会社と全国一律の運賃体系で契約する

1.実際の送料の平均をとる

ほとんどの運送会社は都道府県別、また、重量や容積別に運賃が決まります。発送地が関東の場合、関東圏は600円、東海地方は700円、関西圏は800円などです。(わかりやすく税別の数字ね。)

単純に、月に3件の注文が、それぞれの地域(関東・東海・関西)からあった場合、「600円+700円+800円=2100円」、そして3で割ると700円です。これを全国一律送料700円として設定します。

関東圏のお客様には、実際より100円多くもらうことになりますが、関西圏のお客様は100円得することになります。 でも、運送会社との実際の運賃はお客様には見えませんから、お店としては気にするところではありません。お客さんも知らなければツッコミはありません。

全国一律にすることによって、お客様は買いやすくなるし、お店としても計算が楽になります。と言っても、ショッピングカートが自動で計算してくれるので関係ないのですが、開店時の設定は一箇所に700円と入れるだけで済むので楽です。また、経理関係もスッキリします。

2.お客様が買いやすい送料を独自に設定する

上記の、送料全国一律700円ですが、販売する商品の「平均単価が1000円2000円」といった場合、「送料が700円」というのは、やや高く感じてしまいます。お客様が最後の1クリックを渋る原因、つまり、「買わない理由」になってしまう恐れがあります。

そこで、販売の戦略として「全国一律500円」と設定してしまいます。となると、商品が売れるたびに、送料に関して-200円の赤字が出ることになります。

「そんなことをすると損ではないか。」と思いますが、「送料一律700円のときに50件注文があったけど、送料一律500円にしたところ100件の注文になった。」といったことも起きることもあるわけです。そうなると、単純に損とは言い難くなります。

もっと具体的に計算しています。「送料一律700円の時に注文数50件(単価2000円)売上げが10万円で利益が4万円。送料500円にしたところ2倍の注文数100件(単価2000円)で20万円、利益8万円になった。」という例です。

送料500円にして、注文毎の赤字は200円×100=2万円です。送料一律500にして出た利益8万円から2万円を引けば6万円です。送料では赤字を出しましたが、最終的には2万円の利益増になるわけです。まさに、「損して得取れ」のことわざ通りです。

一律送料にした場合の皮算用

表にするとこんな感じになります。 実際、送料を下げることで注文件数が増える場合もあれば、変化のない場合もあります。これだけはお店の状況によります。ライバル店が同じ価格で一律800円なら、500円にすれば注文数は増えるでしょうが、「送料なんて気にしない。」層が多いお店は、送料をいじったところで、注文数に変化はありません。

3.運送会社と全国一律の運賃体系で契約する

東京など関東圏からの出荷で、着地が岡山県だろうが、北海道だろうが、沖縄だろうが「全国一律500円」といった料金で運送会社と契約する方法です。

残念ながら、このようなオイシイ契約ができるのは毎月数千件、数万件の出荷実績がある企業に限ります。もちろん、数出していれば、どんな企業でも有利な運賃で契約できるとは限りません。各運送会社の契約基準によって料金が決まります。

2010年前後だったと思いますが、運送会社間の値下げ競争が激しい頃に、「何千件も出荷するわけでもないけど、某運輸と全国一律500円などで契約した。そして、その契約が今も行きている」なんてラッキーな企業もありますが、文字通り幸運な契約です。

「これから物販業を始めよう。」と思っている人は、運送会社と安い全国一律料金で新規で契約するのは、ほぼ不可能に近いと思います。今後、また、運送会社の値下げ競争が激化するようなことがあれば、それも可能になるかもしれません。

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