ハロー効果の使い方や事例(販売業必須の販売心理学)

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ハロー効果のハローは挨拶の単語のHello(こんにちは)ではなくhalo(聖像の頭の周りやその上方に描かれる)後光、光輪、光背)のこと。

ハロー効果(販売心理学)

日本人お得意の「間違った発音」から「ハロー」と書かれていますが、正確には「ハイロー」や「ハイロー」がj実際の発音に近いです。(という豆知識)

「halo effect」は心理学者エドワード・ソーンダイクの造語。

恋愛や就職の面接から商品やサービスまで、人は日常的に知らず知らずハロー効果に影響されています。

見た目がが9割!

人は見た目が9割!」というベストセラーがあったように、ハロー効果は「人は見たに影響されて判断する」ということです。

「制服を着たカフェスタッフの女の子に惚れてデートに誘ったところ、待ち合わせ場所に現れた彼女の痛すぎる私服を見て絶望感に襲われた・・・」

男性に限らず、女性でも同様の事故歴はあると思います。

「制服」という1つの特徴から「清潔そうで普通の良い子に見えた」というか勝手に妄想してしまうのがハロー効果です。

特徴的なポイントに引きづられて客観的に判断できなくなるのがハロー効果。

「清潔そうで美人が汚部屋に住んでいる。」なんてよくある話です。

これを逆にビジネスに活かそうというものです。

ハロー効果の事例

ハロー効果で事故ったような事例を色々集めてみました。

「その見た目」と「その思い込み」は実際は関連がないけど、つい、好印象を抱いたりネガティブなイメージを持ったり。

人は見た目が9割です。


出典:amazon.co.jp
  • ・社長だから人格的にも優れていると思っていたところクズだった。
  • ・一流の大学の出身なので頭が良いと思っていたらバカだった。
  • ・おいしそうなパッケージなので買ってみたところまずかった。
  • ・おしゃれでかわいい女の子。性格も良いと思ったら何の面白みもない女だった。
  • ・CMを見て好感を持っていた企業が実は超ブラックだった。
  • ・「タレントの○○さんも使っている。」と聞いて良い物だと思ったが粗悪品だった。
  • ・有名人の何枚か色紙が飾ってあるので良い店だと思ったら不潔でサービスも最悪だった。
  • ・一等地にあるお店なので儲かっていると思ったら別事業で儲かってる企業の道楽事業だった。
  • ・医者と聞いて裕福だと思ったらお金を使うヒマもないブラック病院勤務の疲弊君だった。

ま、いろいろあるもんですね。

ネットショップへの応用

例えば、「日本製」もある意味使えますよね。

完全に日本製でなくても、「日本製の部品が使われている。」「日本で設計された。」「日本人デザイナ監修」どとやれば、製造国が途上国でも、どこか品質が優れているように思えます。

もちろん、日本製を謳う以上品質はユーザーが納得するようなモノ出ないといけないです。

当社の業界は製造国が中国のものが多いですが、ある業者は、上記のように「日本で企画」などとパッケージに書いてあります。

でも、残念ながら品質は↓なんですね。

大前提をしっかり担保しておかないと、いくら「日本製」を謳っても逆効果になりかねません。

クサイモノにフタをするテクニックではないということですね。

歯医者さんもオススメ!?

ハロー効果としてよく使われる権威系。

歯磨き粉やくちゅくちゅするやつとか。

「歯医者さんもオススメ」ってことは、個人的には「虫歯になりやすいってこと」だと思うんですが、世間の認識は違うようです。

歯医者さんがオススメするんだから、「結果的に歯医者に行くことになるよ。」ってわけじゃないですか(笑)

でも、歯医者さんがオススメすると「歯に良いように思い込んでしまうところが、まさに権威に弱い人にとってはハロー効果となるわけですね。

ハロー効果になびく人となびかない人がいるので、特に対面販売のときは相手を見て訴求したほうが良いと思います。

以前、何かの商品をススメられたとき、店員が「芸能人の◯◯さんも使っているんですよ。」なんて言うんですが、別に◯◯さんが好きなわけでもないし、ちょっと知っている程度。

「だから?・・・」ですよ。

かける言葉は相手を見て考えましょう、という話でした。